【簡単金継ぎ】割れたお茶碗の直し方

技法・HOW TO

ある日突然真っ二つに割れてしまったお茶碗。
毎日使うものだから困りますよね。
ささっと自分で直せたらとっても便利です。
ぜひ挑戦してみませんか。
今回は簡易金継ぎで割れたお茶碗を直す方法をご紹介します。

割れたお茶碗の金継ぎでの直し方

簡易金継ぎは、作業自体は1〜2時間程度。
その後に丸1日乾燥すれば完成するので
思いついた時に簡単に金継ぎができて便利です。

作業の流れは以下の通りです。
 1.器の汚れを落とす
 2.割れている器は元の形に接着する
 3.隙間やパーツが足りていない部分をパテで埋める
 4.器表面の汚れを落とす
 5.新うるしを金粉や銀粉と混ぜて、器に乗せる
 6.2日間、触らず乾燥させて完成

1.器の汚れを落とす

器の表面に汚れがついていると、この後の接着がうまくいかなかったり、
仕上がりの美しさにも影響しますので、ウエットティッシュで拭き取るなどして綺麗にしておきます。

2.割れている欠片を接着する

接着剤を使って、欠片を元の形に接着していきます。
※蓋は開けっ放しにならないように気をつけてください。
※うまく噛み合わない部分はやすりで削って調整します。

器は常に綺麗に

はみ出した接着剤は、ウェットティッシュや濡らした布巾で乾く前に綺麗に拭き取ります。

仮止め

接着剤が乾くまで、不安定な場合はマスキングテープなどで仮止めしておきます。

3.欠損した箇所や隙間をパテで埋める

エポキシパテを使う分だけ、グレーと白が1対1になるようにカッターなどで切り取り指先でよく混ぜます。
※一度混ぜたパテはすぐ固まり、元に戻すことができません。使う分だけ少しずつ混ぜましょう。

パテを緩めて使う

細かい隙間に刷り込むには、水で緩めたパテを使います。
指先やウッドスティックを用いてしっかりと刷り込み、余分は拭き取ります。

4.器表面の汚れを落とす

器表面についたパテなどをウェットティッシュやカッターの先でこすり、綺麗にする。

5.新うるしと金粉を混ぜて、器に乗せる

新うるしと粉を1対1になるように混ぜて、薄め液を数滴垂らしてマニキュア位の硬さに調整します。
細筆に新うるしを付けてゆっくりと傷部分を覆っていきます。

描き方

器を持って描く場合は、内側から描くと持ちやすいです。
細く描くときは筆を立て気味に、太くするときは筆を寝かせ気味にします。

6.2日間、乾燥させて完成

最低でも丸1日。2日間程度は触らないで乾燥させたら完成です。
金継ぎした器は、食洗機や電子レンジのご使用はできません。
念の為、お子様のご使用もお控えください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、簡易金継ぎの簡単な流れを解説させていていただきました。
簡易金継ぎの方法については、ワークショップやYouTubeでもご紹介しています。

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